白の烙印
綾守竜樹 淫夢より生まれる魔族を討つ聖鏡騎士団。若き騎士見習いアリスは、処女皇帝アーデルハイドによりその一員として叙任される。
使命感に燃える彼女は、高慢な女司祭ヒルダとともに辺境領に向かうが、それは彼女自身の淫夢の幕開きとなるのだった……。
突如、二人の目の前で魔族に変貌する領主たち。
おぞましい触手の塊と化した男たちは貞潔な司祭を捕らえ、その股座へ牡に屈服する悦びを教え込んでいく。
誇りをうち捨てて肉槍をくわえ込むヒルダの姿に、アリスはただ身を震わせるのみ……。
アリスとヒルダ。
彼女たちは魔族に捧げられた供物だったのだ。
――女騎士はその肉体をもって、魔族とその陰に潜む処女皇帝の秘密を知ることとなる。