淫堕の鬼姫アンネローゼ【第1話】

たいらはじめ
クォン大陸にある小国、グリダニア王国。
この国には、近隣国に鳴り響くほど有名なふたつの至宝があった。
ひとつは、聖女と称される美しく、慈しみ深い王妃・ヒルデガルド・フォン・グリダニア。
そしてもうひとつは、超絶的な剣の達人であり、母親譲りの美貌を持つ、王女・アンネローゼ・フォン・グリダニア。
母のヒルデガルドは慎み深く、優雅な美しさを持ち、娘のアンネローゼは気丈で「鬼姫」の異名を持つほどの勇壮な美しさを持っていた。
しかし、グルダニア王国は財政的には豊かではない。
困窮したグルダニアは南方の小国で、財政が豊かなスキウィアス王国と同盟を結ぶ。
同盟の細部を詰めるために、スキウィアスに向かうヒルデガルドとアンネローゼだったが、スキウィアスは、特産の催淫材を使って女を調教し、雌奴隷に仕立て上げて輸出する「女衒国家」だった。
横領を重ね、グルダニアの財政難の原因を作った財務大臣、ヒンゲンの手によって、スキウィアスに売られるヒルデガルドとアンネローゼ……。
美貌の王族母娘は、恐るべき姦計を逃れることができるのか!?エロティックファンタジーの巨匠・たいらはじめが放つ新シリーズ、第1話!「マガジンサイベリアVol.028(BJ009900)」に掲載されている作品です。