アルコールラムプの銀河鉄道<#1:Prologue‘プリオシン海岸の情景'>

しろみかずひさ
まだ幼い頃にイタズラ半分で俺が彼女にあけてやったピアスあの頃は痛さで泣いていた彼女もピアスの痛みを悦ぶようになって9年が過ぎた付き合いはじめて9年目のプレゼント19歳を迎えた恋人麻理果に9個のピアスを恋人に贈った純一「結婚指輪ー結婚ピアスにしたいんだ」「嬉しい。
でもね、お願いがあるの。
この9個のピアス全部一度に私のある部分にピアッシングして欲しいの」結婚という幸せな未来を前に、激しいプレイに興じるふたりだが、悲劇が待っていた。
痛み、をキーワードに悲しく切ない恋愛を描ききったSF作品「ピアスの記憶」を中心に、切なく貪欲な、そして激しい行為の数々を収録したしろみかずひさ初期作品集です。