秘蜜

富士美出版
目が冴えて眠れないのは月明かりのせいだけじゃない。
あの夏からずっと…僕の瞳に焼きついた光景が色あせずに残っているから。
思い出が色あせないのは想いが断ち切れないからだろうか。
義母さんと呼ばなきゃいけない女性なのに――