牝たちの慾情詩
一水社 性器描写がこんなに解放されるずっと前から彼(みきかず)は克明に性器を描き込み編集者を悩ませていた。20年位前の話である。
ただでさえ遅筆の彼が、男性器の描写の仕上げだけで1週間も時間をかけてしまうのだ。
男性器なんて、当時雑誌上でははかろうじて輪郭だけなぞり、後は墨でべったり塗りつぶされてしまうのだ。
そう当時の彼の男性器への描き込みは、全く無駄だったのだ。
今や、その当時とは事情が変わり、彼の男性器描写にかけた熱情がほぼそのまま紙面上に反映されるのである。
(当然、一部の描写は自主規制されているが)彼の狂暴ともいうべき男性器描写、存分に味わってください。