先生の蜜の味

富士美出版
いじめられ、うんざりするような毎日を過ごす学生の恒児は、心のどこかで誰かに助けを求めていた。
そして、そんな絶望の日々の中でやっと見つけ出した光、それが保健の空山先生だった。
普段から笑顔を見せない先生を、生徒たちは「生ける屍」と呼ぶ。
しかし、恒児にとっては、彼女はかけがえのない存在。
そして、自分にとって唯一の心のよりどころとなった空山先生のすべてを知らずにはいられなくなった彼は、普段見せることのない彼女のもう一つの素顔を見てしまうことになるのだ……。
「欠損」を含む、長谷円渾身の11作品を収録した「先生の蜜の味」が堂々発売。