CATSONTHEBLACKCAGE
海王社 「私ね、すごくすごく大好きなオモチャを持ってたの。でも、ある日それを失くしちゃったの」三年前、俊彦は車で少女を跳ねてしまう―――。
彼女は幸い軽い怪我で済んだが記憶を失くしてしまい、責任を感じた俊彦は、彼女を引き取り、やがて男女の関係になった。
家に帰ると台所に立ち夕飯を作る彼女。
美幸と名付けた彼女に記憶のことを問うてみると、このままで幸せだから記憶が戻らなくてもいいと言う。
俊彦はとても愛おしく感じ、台所で彼女のカラダをまさぐりはじめる。
「だっ…ダメ……ごはん作らなきゃ……」「ホントにダメなの?こんな音させてるのに?」俊彦は美幸との幸せな時間を貪っていた。
だがときどき、彼女の乳首にピアスの穴があったりと違和感を感じることが多くあった。
そんな時、平和な日々が何かに壊されるような、そんな予感を覚えて不安に駆られる俊彦だった…―――。
そんな時、会社でひとり悩んでいると、同僚の榊那緒に声をかけられ、食事に行くことに……。
俊彦は彼女の話を聞いているうち、強烈な睡魔に襲われる。
そのまま気を失い、目が覚めたらホテルのベッドの中で、隣には全裸の那緒が―――。
「ね終電までにはまだ時間があるわ今から気持ちいい事いっぱいしてあげる」朦朧とした意識の中で那緒の思うままにもてあそばれ、再び意識を失った俊彦が目覚めて帰宅したのは翌日の朝だった。
家に帰ると美幸の姿は無く、そこには嗅いだことのある香水の残り香が……。
愛情とは何か、主従とは何かをテーマにしたSM漫画「CATSONTHEBLACKCAGE」全6話の他、奇妙に歪んだ両片想いの兄妹の独白「MISTAKE」前後編、息子に欲情する母を描いた「家族ゲーム」などを収録。
奏亜希子の少し不思議で官能的な主従エロマンガ傑作集!!!