孔明のエルフ嫁 三国志赤壁異聞

フランス書院
「これが、おっぱい、か……」『隆中の奇人』と呼ばれ、女性と話せない孔明には、月英の美乳が初めて見た乳房だった。
「耳長族であること、気になりませんか?」聡明な新妻が長い耳を震わせ、問いかける。
だが、孔明の頭は目の前の母性でいっぱいだ。
「なんと、立派で美しい……」両手で寄せ上げた乳房に顔を押しつけて、甘い香りを思いきり吸い込む。
欲望に負け、真っ白なふくらみに舌を這わせる。
初夜――自分の巨乳に夢中になっている夫の頭をエルフはそっと抱きしめた。
(このひとは、西域の耳長族である私を嫌がらない。
もしかして本当に、私のことを心から愛してくれるのかもしれない……)孔明と月英。
運命はふたりを結ばせ、夫婦に試練を与える――三国志史上最大の決戦、『赤壁の戦い』という名の試練を。