均衡の国

一水社
俺は几帳面過ぎる性格を拗らせストレスで倒れてしまった。
目が覚めたらこの見知らぬ町にいた。
取り敢えず天国ではなかったようだがその国は様々なバランスを重んじる「均衡の国」だった。
人口ですらコントロールされ定員に空きが無いため放り出される寸前、空きが出たと入国を許可された。
まさかそれが俺の身体を女に性別転換される事が前提だったなんて……。