銀の鬼11~12巻
茶木ひろみ ●表紙込み259ページ【銀の鬼11巻】天罰により記憶を失ったふぶき。そこに十年の宿敵・風祭(かざまつり)が近づく。
彼は十年に瓜二つのその顔を利用し、ふぶきを翻弄する。
だが十年の強く深い愛情により、やっと自分を取り戻したふぶき。
すべての誤解は解け、雪の中で抱きあうふたりだった。
その時、風祭が意地悪く笑った。
十年を一瞬にして地獄に突き落とすことができる「十年の過去の秘密」という切り札を握っていたからだ。
【銀の鬼12巻】十年はジャムを煮る。
自分の秘密を知ったふぶきへの呪いのジャムを。
そのジャムを食べると十年の意識が転送される。
アッシャー館の一室をあてがわれたふぶきは、台所でそれを見つけた。
「殺人編」というラベルの貼ってある真紅のジャムの瓶を。
それを食べさせられ、ふぶきは夢を見た。
十年が人を殺す夢を!いやあれは夢じゃなかった。
十年は本当に誰かを殺したのだ!次の日にはレモン色のジャムがあった。
それには「結婚編」と書かれていた。
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