百合摘みのメイド娼館
催眠スマホの淫魔 娼館の娼婦たちに精神操作魔法をかけることが許されている世界。しかし、悪用を禁じるために一つの店につき1パターンの暗示をかけることしか認められていなかった。
娼館はその制約を逆にその店の特色として、他の店との差別化をはかり、より人気になる暗示はなにかと頭を悩ませるのだった。
ある店は、客のことを最愛の彼氏だと思い込み、終わればすぐに忘れ去ってしまう一夜の恋人を。
また別の店は、先生と生徒の関係のいけない授業を。
変な店は、お客のことを見えない気づけない疑似透明人間体験を。
そしてその店では、娼婦にメイドの格好をさせたうえで【同僚の女性には好意を抱きやすくなるように】【お客さm──『旦那様』との交流には性的快楽を得やすくなるように】との二つの暗示をかけていた。
一つ目の暗示によって、同僚のメイド娼婦とは百合・レズの関係に発展して。
二つ目の暗示によって、それなのに身体は旦那様の肉棒によって気持ちよくなってしまい、旦那様の帰宅を心待ちするようになってしまう。
ときにはオプションによって複数の女性を指名することで目の前でレズプレイさせられることもある。
同性愛のなかに割り込んで寝取れるというレアな疑似体験はコアな人気を獲得したのだった。
心と身体を分断された乙女たちは今宵も買われていく。