お狐様と秋のキノコを

催眠スマホの淫魔
亡くなったうちの婆ちゃんはキノコ採りの名人だった。
その代打として、家族同然の付き合いをしてきた旅館に頼み込まれて秋になるとキノコを採りにいくことになった俺。
しかし、婆ちゃんが長年の経験で知っていた秘密の採取スポットなどを受け継いだわけではないので、趣味でキノコを採りにきたふつうの人くらいの結果しか出せず……。
途方に暮れていた俺はこの土地で信仰されているお狐様に誘われ、秘密のトレードを行うことになる。
それはお狐様の集めた山のキノコと俺のキノコ汁をトレードするエッチなものだった。
変化の術を使って毎回異なる美少女美女に化けたお狐様に枯れるまで絞られる日々。
いやそれは精力強いほうなのでいいんだけど……旅館の知り合いや親戚のいとこに雑に狐耳つけただけの姿に成り代わるのは変な気分になるんでやめてもらいたいんですが。
ところでたまに話が合わなくなるんですけどたまに別の狐と入れ替わってません?あの、腕枕しながら髪を撫でたら狐耳がズレたことあったんですけど。
えっ信仰のご利益は子孫繁栄なのじゃってどういうこと?