井戸の中でいつまで経っても癒えない傷

サマールンルン
アエコさんは心の傷の持ち主。
まぁ・・・それなりにはお気の毒な傷ではあったが。
井戸の中でそれをずっと温めて大切そうに大切そうにこれ以上増えないように膿が生じないようにケアし続けておられる。
だけどそこは周囲が狭い石の筒壁。
真っ暗闇で水しか溜まっていない。
暗い暗い井戸の中である。
小説。
約400字。
4ページ。