半永久的トンネル 実際は2メートル サマールンルン 2023-02-19 19:00 サマールンルン 半永久的トンネル実際は2メートル墨が飛び散っていた。 幽霊の書いたような書体。 文字の先端は消え入るように薄くなっている。 この先トンネルあり。 半永久的に続く暗闇です。 俺はハンドルを握り締めながら考えた。 車窓の向こうは夜である。 不思議と怖さはなかった。 何故なら、助手席に大きなクマのぬいぐるみ。 そして右斜め後方の座席に大男が乗っているからである。 小説。 約500字。 8ページ。