調子にのった没落お嬢様が依存する話

南北めごち
東堂院さつきは大富豪の娘だった。
彼女の気まぐれで僕はイジめられ始めた──それも、エッチなイジメだ。
彼女の好きな時、好きなように僕は身体を弄ばれまくった。
……僕たちは、気付けばエッチしまくりだった。
だけど、しばらくして僕は家の都合で転校し彼女との関係は終わってしまった。
――――それから8年後。
再びあの街に戻って来た僕は、悪そうな輩に絡まれている女の子を見つける。
……その女の子は、なんと東堂院さつきだった。
東堂院グループの崩壊により没落してしまった彼女は、借金返済の為に身売りされる直前とのことらしかった。
「なによ!アンタが払ってくれるの?払えないでしょっ!?」「ま、本当に払ってくれるなら、私はアンタのものになってあげるけどね!」助けを乞わず偉そうに意地を張るところは―――あの頃と変わってなくて。
それほど多くもなかった借金をその場で代わりに支払ってやり、さつきは僕の家でしばらく居候することになるのであった。
そうして僕たちの関係は、立場が逆転した状態で再び始まるのだった。
===========================※本作はハッピーエンドです。