とあるクリエイターに出来たタンコブ

サマールンルン
自分で真っ白なキャンバスに色とりどりの絵の具で美しい絵を描いていかなくてはならない。
顧客に喜んでいただけるように。
それは受容ではなくて能動的な行為だ。
嫌になる時代もあったりしたが、幸い喜んでいただける経験があって続けている。
僕の作ったものに呼応して返ってくる喜びの声が、モチベーションなのだ。
だけどちなみに、自分だけのオリジナルなんて存在しないらしいのだけどね。
生まれた時は何も持たなかった俺たち。
つまりは自分の独自性って、結局誰かに与えられたものをなぞらっているだけってことだ。
物書きなら文字、文章の断片全てに言えることだと思う。
小説。
約1100字。
13ページ。