腹黒メイドの∞カウントダウン~お坊ちゃま傀儡化計画~

水筒スタジオ
★あらすじ外見に厳しい母と、内面に厳しい父の元で育つ。
小さい頃から老若男女問わずちやほやされつつ、それに比例するだけの嫉妬をその身に受けた。
嫉妬に対しても強く優しく対峙しながら、胸のうちではそういった人種への怒りの炎が燻り続けていた。
眉目秀麗成績優秀。
ゆえに交際経験なし。
告白された経験は数知れず。
メイドになったのは、世界有数の企業のトップに見初められたため、ちょうど大学卒業を間近に控え、数多の上場企業からの内定から何を選ぶか悩んでいた頃だった。
〈賢く、美しくあること〉のために生きてきた彼女にとって、数多の業務に携わりながら美しさがアドバンテージとなる〈秘書〉や、名家の顔ともいえる〈メイド〉は天職だった。
怒りを燻り続けていたある日、旦那様から「死なない程度に厳しく躾けるように」と言伝の上、坊ちゃま(聴き手)専属のメイドとなる。
同時に、それは旦那様の愛人と、ゆくゆくは結婚の誘いを有耶無耶にした結果、与えられた罰のようなものだった。
アメとムチを扱う中で、彼女は坊ちゃまにだけ素の性格を見せるようになる。