女だけボディペイントしていい日

催眠スマホの淫魔(FANBOXにて全CG集公開中)
奇祭というものは起源のわかっているものからどうしてそんなものがお祭りとして代々受け継がれているのかよくわかっていないものまでさまざまである。
このイベントもいつから行われているのかろくに記録の残っていないたぐいのものだった。
ただ、祭りの内容だけはシンプルである。
成人した女性は、年に一度だけボディペイントで街中に繰り出す。
子供や男性はそれを覗くことはけっして許されない。
まとめるとこの二点だけになる伝統だった。
この地域にだけ生える薬草から煮だしたものを何種類もの素材とそれぞれ混ぜ合わせ、複数の色の塗料をつくりだし、女性たちは好きなように塗りたくるのだ。
子供の落書きみたいなものから芸術としか呼びようのない精密な作品まで幅広い。
また時代と共に、裸に塗料だけというのはちょっという人も増えてきたので、下着は着用するとか肌ではなく服に塗料を塗りたくるなども許されている。
わずかに透ける素材の服の下にボディペイントするもの、遠目にはヌードのようには見えないように服の絵を描くもの。
ハートマークや花のイラストにするもの、乳首だけシールで覆うもの、最小限のペイントしかせずほぼ全裸での露出を楽しむもの。
個性豊かに楽しみ、テンションあがったまま女性同士で盛り上がってしまうことも珍しくはない。
男性は外を覗くことは許されてはいないが、女性から男性の家に訪れてその中で見せる分には問題ないので、カップルが成立することもよくあるのだった。
このボディペイントしいいい日は、女性が好きに騒いでストレス発散したり、一年に一度だけ女性から告白するためのお祭りなのではと専門家は分析している。