小さな小さな宝石 虫眼鏡で目を凝らして見ないと見えない

サマールンルン
その宝石は虫眼鏡でよくよく目を凝らして見ないと見えない。
価値にして一粒あたり2000万円である。
しかし小さすぎるのである。
しかし金のわっかで装飾をこらし、指輪やネックレスなどとして販売されている。
とある国に、散りばめられた宝石の山がある。
1人の旅人が発見した。
不思議なことに、そこだけ上空の空が他と違う。
星の数すら違うのである。
いわゆる一種のパラレルワールドである。
そこを訪れた腰の曲がった旅人がこう漏らした。
・・・・・・・・・ここへ来るために生きてきたようなものだ・・・・・・・・。
小説。
約700字。
11ページ。