棒の横を潜り抜ける

サマールンルン
いくつもの棒が土の中から突き出てくる。
これは昨日定めた意思決定の残り香、余韻である。
私は冴えないサラリーマン。
人生を変えようと会社のデスクをひっぱたき、立ち上がり新しい人生をスタートさせた。
ノートに条文のように今後の生き方を書いたのが昨晩の11時である。
本気の決意であった。
そして夜。
泥のような夢を見た。
その中での話だ。
棒が土の中から出てくる。
小説。
約400字。
7ページ。