雑念と理性のお寺

サマールンルン
・・・・・そこには総勢14名の頭をツルピカにした僧侶たちが正座して座っていた。
目の前には少し黄ばんだノート。
横に便箋が置いてある。
写経をするためだ。
書き写すお経の書いた本も手前に置いてある。
しっかりと先っぽを尖らせた鉛筆も置いてある。
原っぱの中央に位置するお寺の中である。
彼らは今から瞑想に入る。
しかし彼らは雑念の多い人生を歩んできた。
小説。
約400字。
8ページ。