猛スピードで部屋の中へ突っ込む男 サマールンルン 2023-04-14 19:00 サマールンルン その男は、食事の配膳が机の上に来るとまるで100メートル走を全速力で走るかのように猛スピードで食事を食べ、食べ終えるやいなや、斜め後方にあるとある部屋の中へ走り込む。 そしてその部屋の中でぼんやりと嬉しそうに他のメンバーたちが食べる様子を見るのだ。 その様子は船首に仁王立ちして浩々とした海を眺めるキャプテンのようであった。 小説。 約300字。 6ページ。