昔ながらの遊びのあやとりの糸がほどけた時

サマールンルン
ケンロウくんはあやとりをしていた。
昔ながらのお手玉や蹴鞠(けまり)のような遊びを、滝の上のわらぶき小屋のお坊さんから教わったのだ。
しかしその糸がほどけてしまう。
ケンロウくんはひたすら頑張ってそれを26年の月日をかけて繋ぎ合わそうと頑張った。
少しやつれて目の下にクマの入ったサラリーマンにケンロウくんはなっていた。
小説。
約400字。
10ページ。