東風谷早苗と博麗霊夢とその娘

zealfahren
「私」には二人の母親がいる。
二人は昔遠いところから来てこの街で一緒に暮らし始めたという。
しかしそれがどこなのか、なぜ二人がその場所を離れなければいけなかったのは、それ以上のことを話してはくれない。
そして小学校最後の夏を控えた空梅雨の季節、私と弟の周りでなにかが起こり始める――現代入りして20年、熟年婦婦と化したレイサナの日常とその周囲に潜む異変を子供の視点から描く。