みぞれの島を旅する旅人 サマールンルン 2023-05-14 19:00 サマールンルン 遠い海をイカダで渡り、茶色の砂浜を経て夜、星がほんの少しだけ散らばる下、みぞれの中を旅していた。 島は案外大きく、日本列島の100分の1くらいの大きさはある。 その島では、頻繁にみぞれが降る。 雨が途中で上空の寒さによって凍ってしまうのだ。 小説。 約400字。 10ページ。