俺の娘は元カノ似

黒魔法研究所
学生時代のあの頃に…もう一度戻れたら……。
などと言っても、過去に戻れるわけがない…だから――。
駅のホームに立っている少女を見た。
あの頃の彼女と変わらない姿――、娘のミツだ。
「あ…お父さんだよね?」彼女と似た声が、耳に心地よく響く。
「今日からよろしくお願いします」はにかむよに笑った少女に、俺は今度こそ過ちは犯さないと、心の中で誓った――。
――はずだったんだ……。