旅人の最後の迷路 サマールンルン 2023-07-20 19:00 サマールンルン 火葬場の前に立つ小さなオヤジがそっと呟いた。 「・・・・・・燃やしてしまいます」旅人は息を飲んだ。 その迷路には迷路なりの目的というものがもちろんあるわけだが。 食料と水筒に入った冷や水はこれからの旅路にも必要なもの。 しかしその迷路は必要不可欠なものでもあった。 ・・・・・・・・何故なら旅人は夢を見たことがあったからだ。 小説。 約300字。 7ページ。