僕が死ぬまでの1秒間

にむの屋
少年時代、夏。
同級生の家庭のシンママに一目惚れした「僕」は、出来心から彼女の下着を盗んだのがばれ、激しくなじられてしまう。
強烈すぎた「性の目覚め」を引きずり、オナニーだけが慰めのミジメな大人に成長した「僕」はある日交通事故に遭い、気がつくと意識はそのままにあの「運命の日」に戻っていた。
25年前の、今はもうない風景。
耳をつんざくほどのセミの声。
戸惑う暇もなく、痛いほどの股間の滾りを目にした「僕」は衝動に突き動かされるまま「あの場所」へ向かって……。
本文68ページ。