ラクラクえっちVR(ラクえちVR)
EVSJ ある日の登校中。通学電車でいつもの様にうとうとしていると、ふと向かいの席に同じ高校の後輩が座っていることに気が付いた。
僕はスマホを見るふりをしながら、彼女が何の本を読んでいるのかが気になり、目をスッと細めた。
背表紙にはこう書かれていた。
「よるのふくらみ」ドクン。
早まる鼓動。
見てはいけない何かを見てしまった気がした僕は急いで目を逸らした。
その時、スマホに通知が来た。
"AerDropで一枚の写真が共有されました"ドクンドクン。
さらに早まる鼓動。
僕は恐る恐る前に座る彼女に目を向けた。
するとさっきまで本を読んでいた彼女が、静かな笑みをこちらに向けながら右手にスマホを握っていた。
僕はスマホに目線を戻すと、恐る恐る"受け入れる"ボタンを押した。
すると一枚の写真が表示された。
なんとそこには、一糸纏わぬ彼女がベッドに横たわる姿が写っていた。
わからない。
頭が彼女でいっぱいになる。
電車を降り際、彼女がボクの耳元で囁く。
「あとで私がラクにしてキャメル♪」ラクラクえっちなひと夏が、今始まる。