萩の咲く香りがした

夢先鳥仔
四年前、まだ大学生の頃は教師を夢見て、家庭教師のバイトしていた。
大きい館で、とあるかわいい少女メイドの「先生」として。
しかし卒業のため、やむを得ずそのバイトを辞めた。
今、教師として教壇に立ってから三年、この新学期は高3のクラスの担任になった。
責任重大だからこそ、生徒たちのために頑張ると決心していた。
予想外の出会いと恋があることを知らずに。