夏、少女は飛んで、火に入る。

はやくJKになりたい
久しぶりに田舎に帰省したら、歳の離れた美しい少女が縁側に佇んでいる。
目があってしまったのでしかたなく会釈すると、少女はふわりと大人びた微笑み「おひさしぶり……ですね?お兄ちゃん」と言った。
従兄妹の千閖(ちゆり)は豊満で艶やかで、それでいて儚さを感じる少女に成長していた。
本文60頁作者/浅川