もう少し頑張りましょう(3)
紫眼球水槽 私の目の前に栞が来て、ニヤニヤしながらスマホを見せつけてきた。どうせまた私の盗撮写真に落書きをした画像か動画だと思った。
しかし、そこに映っていたのはゲラゲラ笑う栞たちとその目の前で怯えるアリスの姿だった。
アリスは初めて見る栞たちにしっぽを振って近づいていく。
栞が「お手」と言い、出された手にアリスが手を乗せる。
次の瞬間、栞がアリスの頭を叩いた。
和也と愛衣の笑い声が聞こえる。
私は怒りで身体が震えるのを感じた。
再び、栞が「お手」と言って、アリスに手を出す―――※第4章第5章収録※挿絵無し・ページ数、65P※鬱描写がありますので苦手な方はご注意ください。