もう少し頑張りましょう(4)

紫眼球水槽
「グマ係~早く小便拭けよ~。
臭せえだろ」私の視線は誰にも向かない。
クラスメイト全員が視線を逸らす。
私から距離を取る。
誰も助けてくれない。
栞が私を立ち上がらせ、愛衣が雑巾を投げつけてくる。
私はビクビクしながら立ちすくむ。
栞が口を開いた。
「やるまで終わらないからね?」※第6章捨てがたき人々第7章黒収録※挿絵無し・ページ数、54P※鬱描写がありますので苦手な方はご注意ください。