魔術師少女アカシアは鳥籠で眠る
芝生ケーキ (この作品は『魔術師少女アカシアは鳥になった』の続編です)行方不明の親友ミモザを捜しに人間の国にやって来たアカシアは、娼館『小鳥の籠』に幽閉され、男達の際限ない性欲のはけ口にされる日々を送っていた。周りの少女達と同じく自分にも羽が生え、不安に怯えながら過ごす。
親友ミモザを心配しつつも、共に国に帰る機会をうかがっていたアカシアは謎の男に声をかけられる。
「私はあなた達を解放するために潜入してまいりました。
話を聞いていただけませんか───」思いがけない救いの手にアカシアは動揺しながらも、脱出を決意するのだった。
果たしてアカシアはミモザを連れ、故郷の国に帰ることはできるのだろうか。
親友を助けようとした、哀れな少女の結末とは───