【依存×執着】性愛症候群

まおまおぶる〜ず
【依存×執着】性愛症候群
雨の降る6月。
僕は三崎るりとセックスをした。
三崎は学校でいじめられている。
僕はそれをただ傍観するだけだった。
声を上げれば標的は自分になる。
そんなことを無意識に考えながら、無視をすることで自分を守った。
放課後、公園で三崎を見つけた。
1人で傘もささず、ずぶ濡れになって座っていた。
「そんなに可哀想と思うなら、私のことを愛してよ」そんなことを言う彼女の目は、生きているような気がしなかった。