幽霊コインと除霊パイズリ

東山しをん
学校の帰り道、ボクたちは道端に積まれた小銭を拾って使った。
「ボクくん、何か拾った?」近所のお姉さんの声に足が止まる。
彼女の目は真剣そのものだった。
お姉さんの家で過ごすことになった一夜。
襖の隙間から、何かがボクを覗いている。
一瞬、その影が通り過ぎるたびに、心臓が凍りつく。
ボクは小銭だけではなく、何を拾ってしまったのか…?全24ページ(漫画本編20ページ)