香りの誘惑

さとしのさと
山間の小さな村の神社で運命が交錯する――。
養子として村にやってきた少年・健太は、神社を守る香織と出会う。
彼女の甘く神秘的な香りに導かれ、二人は禁断の愛に落ちる。
口づけから始まり、夜ごと深まる情熱。
神聖な聖域で絡み合う体温と吐息が、二人を運命の淵へと誘う。
村の掟と愛の間で葛藤しながらも、彼らは互いを求め続ける。
嵐の夜に消えた二人の愛は、子らに受け継がれ、新たな物語を紡ぐ。
情緒と官能が織りなす、切なくも美しい一篇。