狐耳の巫女と性なる神隠し

ポルト
ねえ、君。
夜の神社に迷い込んできたんだね。
私、鈴音って言うの。
ここで疲れた君を待ってたよ。
毎日頑張って、肩が重くなってるの、私には分かるんだ。
月明かりの下でそっと君を見つめて、『疲れ、私が癒してあげるよ』って囁きたいな。
この物語はね、君が現実を忘れて、私と一緒に甘い時間に浸れる場所。
私の声と温もりで、君の心、優しく癒してあげるから...。
...ちょっとだけ、私に会いに来てくれない?