ドスケベ落語 真剣勝負!
酒熊評議会 マゾもドマゾも、一刀両断。江戸の粋ならおまかせあれ!日ノ本に生まれしサムライガール。
ドスケベ落語史上もっとも快活でイカした女。
物腰は丁寧、語り口は柔らかく、されど一度スイッチが入れば、鋭さを隠さぬ真剣の一撃を繰り出す。
際どい一言をさらりと差し込むのが勃川流。
美声と裏腹に熱気あふれる語り口は『希代の新星』との評あり。
「お運び、まことにありがとうございます。
勃川精子(たてかわせいこ)と申します。
本日はチンポジの悪い中、ようこそお越しくださいました。
さて――今宵の高座は、いつもの戯れ噺とは少し趣が違います。
笑って流すもよし、息を呑んで聞き入るもよし、全裸にて逸物を握るもまたよしでございます。
ですが一つだけ、はっきり申し上げておきましょう。
本日は真剣勝負でございます。
言葉に気を抜けば心を取られ、間を誤れば股ぐらがむず痒くなる。
どうぞ、お客様も油断なさらぬよう。
もっとも、兜の緒を締めるほどの話ではございませんが、……着物の下に隠されたデカパイが気になり始めた頃合いが、ちょうど聴きどきかもしれません。
ふふ。
それでは、静かに、しかと――始めさせていただきます。
抜けば処女散る、オホりの刃。
心頭滅却すればガシマンもまた涼し。
快刀乱麻を断つ一撃、勃川精子でございます」