グミベア・アイドル ~働きたくないの~設定集
Just Kidding ✎インタビュー対象:グミベア✎録音整理:情に流されてキャリアを諦めた飼育員こんにちは、グミベアです。ちゃんと名前はあるんだけど、どうせみんな覚えてくれないから、もう訂正するのも面倒になったよ。
私は「キャンディハウス」という場所で生まれたんだ。
そこの女主人は、リリーという美しくて恐ろしい魔女。
でもその記憶のほとんどは寝てたから、あんまり覚えてない。
気がついたら、もうここにいて、頭にはこんなラベルが貼られていた。
「低リスク生物。
毎日キャンディ1個の給餌推奨。
サボり癖あり。
」毎朝(だいたい午後3時)起きたとき、まず今日目を開ける価値があるかを評価する。
気圧が低すぎたり、部屋が明るすぎたり、あなたがやけに元気そうだったら、二度寝を選ぶ。
これは自己防衛だよ。
みんなは私に「スターダスト」を生み出す能力があると言う。
それは人間の寿命を延ばしたり、睡眠の質を改善するらしい不思議な副産物なんだって。
でもそれはどうでもいい。
大事なのは、仕事をするたびにキャンディがもらえること。
そこで私は気づいたんだ――資本主義って、ちょっと寝てもご飯くれるんだなって。
みんなは私のことを怠け者だとか、役立たずだとか、真面目じゃないって思ってるんでしょ。
努力してないわけじゃない。
ただ――本当に力がないだけ。
私の人生の目標はシンプルだよ。
キャンディを食べて、ちょっと光って、なでられて、目立たない片隅で静かにベタベタする。
(あ、あと、絶対に前線に行かない。
これほんと大事。
)たまに飼育員がじーっと私を見つめてくる。
目尻にシワができたのは私のせいだって言うんだ。
どうすればいいのか分からない……私はタイムマシンじゃないし。
でも死にそうな顔がちょっとかわいかったから、少しだけおとなしくしてあげた。
とにかく、この美術集をめくって、ここまで読んでくれてありがとう。
もしあなたも、毎日たたき起こされ、社会に押し出され、無理やり輝かされている人間なら、私たちは仲間だよ。
基地で一緒にお昼寝しよう。
こっちは……何もしなくていいから。
*本作の背景の一部にはAIを使用しています。