朝の光が待てなくて 此花 2005-05-08 19:00 此花 迫害。 虐待。 罵声。 孤立。 生きるのが辛くて。 心が崩れそうで。 禁忌である事を知りつつ、阿部美香はぬくもりを求め弟と肌を重ね合わせた。 いつか訪れる春を夢見ながら刹那の快楽に溺れ続けた。 しかし、現実は刻一刻と悪化するばかり。 そして美香自身、近親相姦という背徳感に日々悩み続けていた。