斬羅鬼-ZARAKI-~平安京異録~
幻夢騎
『その男ひたすらに闇に生き鬼を追う』時は平安時代・・・それは、まだ闇に多くの者の息づいていた時代魑魅魍魎の跋扈する平安のみやこの夜を駆け抜ける呪われし狩人・裏検非化外(けがい)の疑惧(ぎく)ある者たちを、訪ね、捕え、検分し、浄滅するその者が拷問の末に息絶えたとしても―――それもまたよからむひたすらに闇に生き夜を走る裏検非の日常を描く珠玉の四編を収録彼らと彼らに関わる者たちの、暗く、切なく、哀しい生の歌・拷問と問答を用いて容疑者の嫌疑を探り明らかにしていく新種の平安和風伝奇ADV・CG100枚超、音楽50曲超、効果音70種類超、そしてボイス7000超の大ボリューム・緊縛、吊るしから、浣腸、殴打、蝋滴、針刺し、触手に妖魔まで・・・陰惨な拷問が展開・オリジナルプログラムの洗練されたゲームデザインと操作性、どこでもセーブ可能・容疑者の発言に対して怪しい部分を指摘して追い込んでいく知的な推理ゲームが展開・マルチエンドのドラマティックな展開と謎めいた本格和風伝奇をお楽しみ下さい『風語姫―かぜかたるのひめ―』風を聞き風と語ると言われる幼(いと)けない小姫の検分に乗り出す裏検非貴姫・白風の身は存分に汚され、その心もまた張り裂けようとしているではないかやがて見えてきたものは、一門の思惑と宮中の謀略の織り成す複雑な暗い絲であったか...『尼餓鬼―あまがき―』みやこの西山に隠棲するばかりのかつての比丘尼・静に化外の疑惧ありただひたすらに仏道を願い、ただひたすらに堪え忍んだ静の半生を振り返る夜奏曲仏門に帰依した尼の過去にあったものは、あまりに純粋純潔の愛と願いであったのに...『晴間雨―はれまさめ―』東国の武門・足加賀衆を率いてみやこに入ったは、女武士・麻奈緒であった呪われた晴間雨神社の陰謀と東国に跋扈する謎の足加賀衆の正体とは何か古代より息づいてきたという足加賀衆の魔の手は、すでにみやこの間近に迫っていた...『千年巫―ちとせかんなぎ―』その者がいつから何のためにみやこの辻をさまようか、それは誰も知らぬこと全身雪白の巫女・氷路と裏検非が遂に対決する最終章裏検非の戦いは終わることなどなく、またひとつ、みやこの闇が不気味に揺れる...