ある家族の情景

六道勝一
お兄ちゃま、わたしたちのこと、パパにわかっちゃったみたい。
この前ふたりで親に内緒でホテルに泊まったじゃない、あの日のこと聞かれちゃったの。
「え、なんのこと?」とか言ってしらばっくれたんだけど、ここへ座れ!なんてなっちゃって。
もしかしてあの日はお兄ちゃまもわたしも、ほらすごかったじゃない…。
だから夕飯までにあせって帰ってそのままテーブルについたから、なにか親にわかっちゃったのかしら。
だってあの夕食の最中にわたし…股のあいだからアレが垂れてきてたのよ。
お兄ちゃまの精液。
焦ったわ。
ツーって感じでふとももを伝って垂れてるんだもの。
なんかかすかに臭いもしてたんじゃないかな。
それにお兄ちゃまだってホテルのシャワーで使ってた、家にないシャンプーの香りが結構強かったもの。
あそうか、それはわたしも同じだね…。
★うずく肉体の欲望に、一線をこえてしまう兄妹。
★理性も羞恥も忘れさせてしまう紫の煙の誘惑。
★背徳の快感が香織を淫乱娘へと変身させる。
★妹から兄へのおどろくべき淫乱メール。
★良家の子女が、親も知らない秘密の桃色遊技。