いつか、を願って……
式部 雨が降る。古い屋敷の一室、その中で、伸治は待ち続ける。
そして、幼馴染達は集い、肌を重ね合わせた。
心地良い雨音も、艶やかに濡れた美しい外の情景も、伸治の心を癒すことはない。
目の前で、繰り広げられる岬への恥辱行為。
それは、成熟した雄性から生じる彼女への純然な性愛だった。
その事実に、引き裂かれる心の苦しみを覚える伸治。
だが、伸治の想いを無視するかのように、岬は、他の男のペニスを愛で続けていた。
それは今までになく激しく淫猥に、何度も男に精を吐かせるほどに。
その姿に耐えられず、事実から逃げ出す伸治。
擦り切れた心の傷を忘れようと、ただ眠りへと癒しを求める。
どれくらいの時が流れたのだろうか。
目覚めた伸治の前に、やさしく微笑む岬の姿があった。
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