人外

よだかの記
外れてしまった道は二度と元には戻らない。
昼、道端で突然声をかけられる。
「暑いですね」知り合いでもない、その少女は―…―…「人」夕暮れ、うつうつとしていたら、急に問いかけてくるものがあった。
邪悪な問いに自分は―…―…「鬼」夏の暑い日ざしの下、狂い掛けた二編の物語。