蠍の穴蔵

奇人楼
蔵に飼われた少女の異常な性癖、そして夢の御話。
道木田に嫁いだ時、ゆきはまだ初潮も迎えていなかった。
呪いのように広まる下卑た噂をそのままに、夜な夜な犯され穢され続けた少女はやがて、性の快楽に溺れていく……。
そして、年老いた夫が死んだ。
穢れを隠すが如く、幽閉され暗い蔵座敷に囚われたゆき。
少女はしかし、ひたすら快楽を求めては変態的な自慰を繰り返し、昼夜を問わず淫らに喘ぎ、小さな身体をくねらせる。
それは夢の中までも続いて……。
モノクロ16頁。