好実/好子

紺色の小部屋
最初は、漠然とした憧れのようなものだった。
けれどそれは、いつしか大きく成長し、抑えきれなくなり、ついにはこらえきれずに行動に移してしまう。
誰にも言えない秘密の嗜好──「女装」。
あいまいな願望でしかなかったはずのそれは、今では内面に深く食い込み、強固な欲望と化し、刺激を求めて「彼」は今日もレディスを手に取る。
競泳水着でボディを締め付け、快感に酔い痴れる……その先に待っているのは、淫らな罠。
競泳水着をまとい「女」に扮したまま、辱められ、犯され、感じさせられる。
後戻りができない一線を越えた、その先へと……。
女装子×女装子小説です。