ポケットの中の天球儀

ミコノス
中学生最後の夏休みを故郷の香川県で過ごしていた受験生、楠真琴は、祖母から香川に伝わる不思議な『言い伝え』の話を聞かされる。
言い伝えはその昔、平家と源氏の争いの中で許されぬ恋に落ち、非業の死を遂げた平家の武官が年に一度、光の船に乗って恋人のもとへ現れる…と言うもので、受験勉強の息抜きになれば…と、真琴は言い伝えを見に行く事に。
途中、かつてのクラスメイト深沢英博と偶然に再会し「言い伝えの正体は宇宙船」と言い張る深沢と共に、言い伝えが起こるとされている砂浜の鳥居に向かう。
それぞれの思いを胸に、夜の砂浜にたどりついた二人が見たものとは…