傍から見れば勇者

にの、にの?
「僕」はかつて、クアノロークという国内トップクラスの傭兵集団の中に身を置いていた。
そんな「僕」は今、とある国立公園で魔族の数を調整する仕事をしている。
その国立公園で人が行方不明となった。
「僕」はその人を捜索することとなるが、「僕」は捜索をしながらも自らの過去を思い返してゆく(傍から見れば勇者)。
表題作である「傍から見れば勇者」のほか一編を収録。
初出:「傍から見れば勇者」:第25回太宰治賞応募作を加筆修正した。
「進化にr」:本書のために書き下ろした。