サド侯爵の白昼夢

幻霜夜会
『女装倒錯と拷問快楽、二人は血の楽園を求める――』舞台は現代、日本。
マルキ・ド・サドの著作に魅了された、東條光と御船美佳。
二人はそれぞれジュスティーヌとジュリエットと名乗り、ヨーロッパ旅行の中で世にも残虐な快楽に耽る。
そして――楽園とは何か、地獄とは何か、自分とは何か?暗き人生の果てに、貴方はその答えを見つける……憎悪と絶望と孤独と激痛と死、そして愛の物語。
†††††拷問†††††『ジュスティーヌゥ~~ン!さぁあ!焼鏝を当ててあげましょうねぇ~~!!お前の汚らしいケツに、永遠に消えない浅ましい烙印を刻み込んであげるからねェ~~~~、嬉しいかい!?』『ぎぃぃやああああぁぁぁぁぁぁぁああああ!あっっづううぅぅぅぅぅぅいいいいいいいいぃぃぃーーーーいぎゃああああぁぁぁぁーーーーーーーー!!!』†††††女装†††††『さぁ、恥を晒しなさい。
私にみっともない勃起を見せて、たくさん男の恥をさらして見せてごらんなさい。
気持ち良いわよ、と~ってもね!さっ、スカートをまくり上げなさい。
着せられたお嬢様の様なドレスを自分でまくり上げるのよ、お姫様がお辞儀をする時みたいに優雅に、スカートの裾を指でつまんで、まくり上げてみなさい。
』†††††世界†††††『これほどまでに不平等を味わい続け、知り尽くしてしまったならば、もはや不平等や不条理こそが真理だと思えるわ。
この世界が求めている真理、これを私は不条理と不平等だと受け取ったわ。
』『幸福に満たされると人間は動かなくなるのだから、不幸を多めにして、人間に能動的に動くように働きかけるのよ、この宇宙は。
宇宙からしてみれば、不幸こそが重要なのであって、幸福とは、餌なのよ。
不幸ばかりでは、動く力をなくしてしまうから、幸福という餌を勝者に限定してあたえる約束をすることで、より、人間を効率的に動かすことができるというわけよ。
』†††††愛†††††『永遠の愛の世界を……』『心が一つになっているのを感じます。
二人なのに一人なのです。
しかしそれは不完全な一人ではなくて、完全な満ちたりた一人なのです。
もう何も不満がなくて、心地よさが心を満たすの。
体も安らぎに満たされて、あらゆるこの世の痛み苦しみから解放されて、夢幻の海へと漂う事になるのだと思います。
幸せとは、愛のことなのですね。
』†††††憎悪†††††『死ね、神と共に地獄に落ちろ!!』『この世の全てを否定してやる。
存在することを否定してやる。
みんなが、ここに、居るということを、認めないぞ、僕は。
ククク、クヒヒヒ!否定だ否定、お前らみんな否定だよ、存在しないんだよぉお前らはァ~!!ククク、クヒヒヒヒ!!』†††††悲鳴†††††『痛い痛いッひぎいいいぇええええええええああああおおおうっげぎゃああああああいーーーーーだーーーーーーーーーーぁぁぁあぁあああいイイイィィィ!あげ、アゲ、げぎぎぎぎぎィィィ――、ううううううおおおおおおおおおーーーーーーーーーッッあばばばばぎっひぃぃぃぃぃヒィヒィヒィィィィーーーーーーーッ!』『ギャバアアアアアーーーーーーーーーッッ!オゲッオゲエエエエエエエガアアアアッ!!ッギャアアアアアアアアアイヒイヒイヒィィィィイイ~~~~~!オペロオペロポゴゲプギャアアアァァァアポケポケロゲロゲクログロヒペプギャァァーーーッス!』企画・シナリオ・グラフィック・BGM:栖深雪キャラクターボイス:神崎克樹、東雲沙紗、蛍子、口谷亜夜、まるいけいと、緋雨霧人、蟻子、栖深雪